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その9の続き。
道央道で八雲ICから室蘭ICまでやってきたところ。
この日大沼公園ICから利用してきた道央道とはここでお別れ。
ICを出て、室蘭市街へ向かうのだが、ここを敢えて右折。
アップダウンの激しい白鳥台の住宅街を抜け、国道37号へ出る。
敢えて遠回りして向かった理由は、国道37号白鳥新道をトレースするため。
室蘭ICを出て直進すると、この交差点の左側から出てくることになる。
ここから白鳥新道の自動車専用道路区間に入る。
通行料は無料で、制限速度は60km/h。
60km/hの自動車専用道路と言われると、思わず都市高速道路を思い浮かべる。
白鳥新道は室蘭港を渡る白鳥大橋を含む自動車専用道路で、1998年(平成10年)6月に開通したもの(
参照:一般国道 37号 白鳥新道 - 国土交通省(PDF) - 国土交通省公式サイト)。
道路構造令上は1種3級だが、設計速度は60km/hである。
本来ならば、第十三条によると1種3級の場合は設計速度が80km/hとなるはずである。特例の60km/hとなっている理由は、「地形の状況その他の特別の理由によりやむを得ない場合」に該当するということなのだろうか(
参照:道路構造令 - 電子政府の総合窓口e-Gov)。
白鳥大橋は国内の積雪寒冷地初の長大橋ということもあり、建設・設計には時間を要したとのこと。
橋を渡りきると、2016年現在の白鳥新道終点、祝津ランプ。
この出口標識のフォーマットは、いかにも都市高速を彷彿とさせる。
ここから先、この白鳥新道は道道699号室蘭港線に沿い、市内の入江町まで延伸される計画となっている。しかし、2016年現在も入江町付近の局部改良を除き着手はされていない(
参照:室蘭市/白鳥新道とはどこの道路ですか? - 室蘭市公式サイト)。
ループ橋になっているランプを下る。
ランプを出たら、右折。
道の駅みたら室蘭に到着。
施設内2Fには白鳥大橋の歴史や仕組みに関する展示スペースと、白鳥大橋を望める展望デッキがある。
道の駅を出発、祝津ランプへの入口交差点を右折。
道道699号室蘭港線を数百m行く。
すぐに右折し、道道844号祝津西小路中央線を走る。
住宅街を行く。
何度か右左折を繰り返すと……
生活道路の坂道としか思えない道が登場。
2車線路で林の中を登っていく。
測量山への分岐交差点を通過。
1.5車線幅の住宅街を下って行く。
中央町のアーケード街に出た。
左手の標識でこの道道844号は直進と示されている。しかし、その先の標識を見ると右左折のみとの指定、そして交差点の先には進入禁止の標識がある。
この道道844号祝津西小路中央線、中央町にある終点まで自動車での順方向のトレースができないという仕様である。
という訳で、同乗者が走っていって、交差点の向こう側から撮影した1枚。
次はこちら、JR室蘭駅へ。
収集した切符の日付を見ると、前回訪問は2011/3/4のようなので、5年ぶりの訪問。
みどりの窓口と改札口。
函館方面の特急も停車する分岐駅・東室蘭駅と違い、乗降客数も多くないのか、こちらは有人改札。
券売機と改札口。
ここ室蘭駅は終着駅ということで、1面2線の島式ホームの端に駅への通路が繋がるという頭端式ホームのような構造。
購入した室蘭駅入場券(マルス券)。
室蘭駅入場券(券売機券・小児券)。
5年前の訪問時に購入した室蘭駅のD型観光入場券2種と母恋駅のD型観光入場券1種(
参照:JR北海道(道南)の入場券・乗車券 -切符、食、時々長旅。- - 管理人HP)は、発売額が170円に変わった現在でも発売していることを確認できた。
室蘭駅を出発、次の道道トレースへ。
道道名は後で紹介するとして、まずはここを右折。
2回ほど左折すると、住宅街を1車線路で急登。
一部の地図に掲載された道道はこの手前付近で途切れているようで、我々は住宅街の一角で転回し、先程の市街地の交差点まで引き返す。
さて、本来のルートへ戻る。
その名も道道919号
中央東線。
この前まで115系が走っていた(
参照:中央本線 - Wikipedia)などということは無いが、こちらも鉄道の「中央東線」に負けず劣らずの山道である。
整備された2車線路はここまで。
本来はここから先にも整備された道路が通るはずであり、室蘭市から北海道への要望等も行われている状況であるが、工事の過程でいくつか問題が生じ、建設工事が凍結されたままとなっているとのこと(
参照:もうひとつの中央東線|道道資料北海道 - おくとん氏HP、
道道中央東線(山手ルート)の整備促進 - 室蘭市(PDF) - 室蘭市公式サイト)。
墓地の脇を1.5車線路で登っていく。
再び2車線路が見えてきた。
ここを右折し、一旦道道を離れる。
地球岬の駐車場に到着。
いくつかの食堂・売店が営業していた。右手の白い建物はお手洗い。
展望台へ。
岬の先端には白い灯台があったが、あいにく側へ通じる通路の柵が閉じられており、近寄ることはかなわなかった。
船が1隻。
東室蘭・登別方面を望む。
市街地からすぐそばに、かなりの断崖がそびえ立つこの光景。
ここから室蘭市街方面のパノラマ風景(合成)。
自然豊かな断崖と、工業都市の組み合わせというのは面白い光景のように思う。
その11に続く。
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