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その1の続き。
美深北ICにて一般道へと降り、国道40号を北上する我々。
美深大橋で天塩川を渡る。
ところで、美深町に入った辺りで、私はとあることが気になっていた。
「音威子府駅のみどりの窓口は何時までだったっけ……」
前記事の士別駅と同様、私は音威子府駅でも入場券収集を予定していた。
にもかかわらず、営業時間については「夕方頃まで」という曖昧なタイムリミットを頭の中に入れてきただけという有り様。正確な時刻までは覚えていなかったのだ。
そこで同行者に調べてもらったところ、JR公式サイトには16:40までと掲載されているらしい。では今は何時だろうか、と確認したところ……
「16時40分だ!!」
響き渡る我々の声。あまりのタイミングと運の良さ、いや悪さに我々は車内で大爆笑であった。
流石の可笑しさで、入場券が買えなかった落胆はどっかへ行ってしまった。
という訳で、少し行ったところで右折し、道道445号
紋穂内停車場線に入る。
2011年に乗り鉄した際の記事にある、
この駅に通じる道路だ。
道道445号のヘキサ。裏側の取付金具の形が表面にまで浮き出てきている。
途中、天塩川を渡る紋穂内橋はご覧の狭さ。
おりしも対岸で護岸工事中であり、1.5車線幅の橋をこのようにダンプが行き来していた。
橋の途中に2箇所ほど待避所があるが、それでもこの通りギリギリである。
橋を渡ると集落があるが、片手で数えられるほどの数の民家があるのみ。
そこを右折するとJR紋穂内駅に到着。宗谷本線定番の、白地に水色帯の車掌車駅舎だ。咲き誇る花々が良い雰囲気を醸し出している。
駅舎内を覗く。木製のベンチがあるのみ。
駅名票と駅舎。
ホームから旭川・名寄方面を望む。線路・標識の他には草木しか見えない、人工物とは無縁の風景。
こちらは稚内・音威子府方面。こちらも人工物らしい人工物は線路と電柱や標識の類のみだ。
紋穂内駅を後にし、国道40号を行く。
美深町~音威子府村の区間は国道275号との重複区間だ。この国道275号は、札幌市の苗穂からオホーツク海沿岸の
浜頓別町まで至る道内有数の長大国道である。石狩川沿いの江別~新十津川~雨竜付近の区間は、札幌~旭川を結ぶ大動脈国道12号の脇道的ルートとして利用されることも多い。
音威子府村
咲来の市街地。青看に取り付けられた白看風標識がいい感じ。
ここを右折すると、旧
歌登町(現・
枝幸郡枝幸町)へと至る。
稚内 126km
中川 36km
音威子府市街 5km
音威子府跨線橋。JR宗谷本線が左手前から右奥へと延びている。
音威子府村の市街地へ。道の駅おといねっぷまで1km。
なお道の駅はスルーした。
音威子府の市街地と、残念ながら窓口閉鎖時間を過ぎてしまった音威子府駅をスルーし、天塩川沿いの山間地帯へ。この中川郡音威子府村音威子府橋~中川郡中川町富和(18.0km)の区間は特殊通行規制区間に指定されており、パトロールにより雪崩のおそれがある場合に通行止めの措置が採られる。
ご覧のとおり、この辺からめっきり車を見かけなくなる。
対向車はまだしも、前後の車を一切見かけない。
岡穂内橋を渡り、中川町へ。
富和トンネルをくぐる。
少し土地が開けてきた。ここで左折すると日本海沿岸の遠別町へと至る。
この信号のすぐ先の交差点を右折し、天塩川を渡って佐久の集落へ。
JR佐久駅にて休憩。
中川町営の
佐久ふるさと伝承館(外部リンク)が駅舎を兼ねている。
駅舎内に入る。昔の農業・生活器具が展示されている。
ここ佐久駅は天塩中川駅管理の無人駅。
普通列車のみの停車で、1日に上り4本、下り5本が停車する。
ホームへと向かう。
構内踏切から見た駅構内。2面2線の交換駅。
旭川・名寄方面を望む。
稚内・幌延方面を望む。
旭川方面ホームから見た駅舎。
佐久駅の駅名票。
2011年秋の記事でも触れたが、隣の駅である天塩中川駅の表記の下の隠れているのは、
1990年に廃駅となった琴平駅の名であろう。
佐久駅の駅前通り。駅前通りまでが道道218号佐久停車場線に指定されている。
上の画像の青看の拡大。
ここから右折して8km先の「ポンピラアクアリズイング」とは、
中川町営の温泉施設(外部リンク)である。中学生以上は日帰り400円(2015年7月現在)という、リーズナブルな価格の公共温泉施設だ。
がしかし、気になるのは下のローマ字表記。そもそも上の公式サイトによると、
アクアリズイング(PONPIRA AQUA リ2ING)のふたつの「リ」は、「リラックス」と「リフレッシュ」を表しています。
とのことであり、せめて"re-zu-ing"とか"re-s ing"くらいにしておくべきかとは思う。が、表記に迷った担当者の方が何故か「アクア」の部分までローマ字表記にしてしまったのではと推察する。表記類の英語化というのはなかなか大変である。
という訳で、ここを右折し、中川市街方面へ出発。
その3へ続く。
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