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その1の続き。
新得駅に到着後、硬券入場券を購入したところ。
次はJR北海道の窓口閉鎖予定駅である石勝線夕張支線の清水沢駅へ向かうため、9:27発の石勝線特急スーパーとかちに乗車し新夕張まで行く予定であった。
ただ、ここで30分弱の空き時間があったので、某氏に頼まれた道道の撮影がてら駅前通りを歩く。
ということで駅舎の外へ。
駅前通りの道道1075号新得停車場線を行く。
国道38号で道道は終点。
4年前に新得で下車した時は夜の駅前通りを右奥のセイコーマートまで歩いたものだった。
さて新得駅に戻ってきた。
特急を待つため改札内へ。
ホームには行灯式の発車標が健在だ。遠軽駅にも同様のものがあったことを思い出す。
奥の側線には首都圏色のキハ40 777が停めてあった。
9:27。
札幌行特急スーパーとかち・34Dがやってきた。
新得駅を後にする。
キハ261-1202車内。6号車の自由席だ。
新得~新夕張間は普通列車の運行の無い所謂特例区間であるため、区間内のみの乗車の場合は普通乗車券単独や青春18きっぷでの特急自由席への乗車が認められている。
早くも十勝平野に別れを告げる。
トマム駅停車。
ここトマム駅はリゾートホテルの訪問者を主な利用客とする無人駅であり、駅自体に出札設備は存在しない。乗車券類の購入は、駅を出て跨線橋を渡った先のリゾートホテル内にあるインフォメーションセンターに設置されていたトマムトラベルセンターで行うようになっていた。
しかしこのトラベルセンター、2015年9月30日を以って窓口業務を終了してしまった(
参考: 駅等の窓口業務終了について - JR北海道(PDF))。この時は完全にノーマークであったため意表をつかれてしまった形となった。
道東道を跨ぐ。お盆ということもあり車は途切れず流れている。
占冠駅停車。
清風山信号場にてキハ283系の特急スーパーおおぞらとすれ違う。
道東道が石勝線を跨いでいく。
この新夕張から占冠・トマムを経由し新得に至るルートは、道央と道東を結ぶ幹線交通網が通る道内の大動脈の一つだ。
清風山信号場の建屋。
2011年春に列車火災事故があったのも記憶に新しい。
およそ人工物の見当たらない山の中を行く。
楓信号場を通過。すぐそこに見えるホームは2004年3月13日に廃駅になった旧・楓駅時代の3番線のもの。
楓駅は石勝線本線の1・2番線と、新夕張方面からのみ進入できる行き止まりの3番線からなる変則的なホーム構成の駅であった。
ちなみに本線側にもホームが存在したが、定期列車に使われることはただの1度もなく廃駅となってしまった。
奥に見える道東道の帯広方面が全然流れていない。ネットで確認したところ、渋滞中であったようだ。
トンネルの連続で追越車線も少ないとあって、お盆などは渋滞しやすそうだ。
景色が開けてきた。
夕張支線の橋が見えてきた。新夕張はもうすぐ。
10:30、新夕張駅到着。
隣のホームを望む。夕張支線方面への乗換駅。
スーパーとかちが札幌方面へと走り去っていった。
次の乗車列車は奥に見えるキハ40なのだが、あと1時間以上あるので一旦途中下車。
という訳で改札外へ。
みどりの窓口のある有人駅で、簡易型券売機の設備がある。改札口には発車標。
新夕張駅入場券(マルス券)。
新夕張駅入場券(硬券)
窓口を覗くとダッチングマシンが見えたので、硬券の設備があるか聞いてみたところ当たり。
ちなみにかつて購入した新夕張駅の券売機券はこちら。
新夕張駅の発車標。
次に乗るのは11:56発の夕張行。あと1時間ほどあるので余裕たっぷり。
新夕張駅の運賃表。
新夕張から新得の間、たった数駅しか書いていないにもかかわらず1駅数百円単位で運賃が跳ね上がっていく。ここがまさに上で述べた特例区間で、新夕張~占冠やトマム~新得に至っては隣の駅にもかかわらず駅間距離が30kmを超えるという何とも北海道らしい区間である。
新夕張駅の待合室。
駅舎入口に貼りだされていた公共交通マップ。
夕張支線の時刻表と夕鉄バスのバス路線図が1枚に収められており、裏側には夕張市街方面をはじめとするバス時刻表もある。夕張市は財政支援団体に指定されるなど大変な状況ながらも、公共交通の案内面に関しては他の人口同規模の自治体以上に積極的に取り組んでいるような印象を受けた。
その3へ続く。
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