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その12の続き。
旧鬼鹿駅跡へやって来た。2015年現在、跡地は公営住宅となっている。
旧駅跡から延びる道道643号鬼鹿停車場線。
道道標識。
起点標識が駅跡であることを物語る。
道道起点を終点(国道232号)側から。
交差点を左折した所に駅舎があったようだ。左の住宅も旧駅の敷地に建っている。
画像中に赤い線を入れてみた。ちょうど切通しがあり、左の建物が旧線路敷に建っているということがお分かりいただけただろうか。
駅跡探索を終え、国道へと停車場線を下る。
直接国道には下りず、十字路の標識を右折。
この道道は一部で旧国道232号の経路を辿っている。道中、鬼鹿の市街地を通るルートや、橋の名前が集落名の「鬼鹿橋」であることからもそれが伺えた。
国道との交差点が道道起点。ここで留萌方面へ左折。
道の駅おびら
鰊番屋(
おびら鰊番屋 - 北の道の駅HP)へ。山側の駐車場は満車であった。
海側の駐車場に停めたおかげで、暑寒別の山並みを一望できた。
ソフトクリームをいただく。確か300円くらい。
またまた羽幌線の橋台跡。
大椴地区から道道958号大椴線へ。
この辺りで羽幌線が道路と交差していたはずだが、案の定分からない。
道道標識。交通量は皆無に近いが、沿道には農家が立ち並んでいた。
大椴集会所。
自販機やポストがあるあたりからも、集落には人の営みがあることが伺える。
農地を抜けるとこのように突然道道が終わる。
木の影に佇む道道標識。
オロロンラインも小平町辺りまで南下すると水田が見られる。
天塩~遠別付近では牧場や荒れ地ばかりを見てきたので、なんだか懐かしい気分。
羽幌線の廃橋梁だろうか。コンクリ造りで、欄干のようなものが見える。
鉄道橋だとおおむね桁だけだとか、簡易な柵がある程度のことも多いことを考えると、この装飾の意図は何なのだろうか。廃線後道路橋として再利用された、あるいはそもそも羽幌線跡ではなかったりするのだろうか。
オロロンライン南下のお供、暑寒別連峰。
多少雲があるが、霞が掛かっていることがむしろいい味を出している。
国道232号は小平市街の北で小平トンネルを経由するが、今回は先代の小平トンネル開通前の旧旧道とみられる道を行く。
これまでの区間に比べ、かなり崖が近い。
電柱も無く景色はすっきりとしていて、暑寒別岳まで見渡せる。
旧道が内陸へとカーブしていくと、前方には左の方へ登っていく築堤が。
築堤の上へと行ってみる。
辿り着いたここは旧・小平トンネルの坑口跡。「ゆうゆうそう」の看板の右側、切通しが埋められたような箇所がそれだ。
歩道もなく車線も狭い狭小トンネルであったため、現在の小平トンネルが掘削され、旧トンネルは塞がれた。
旧トンネルに繋がる国道跡。
先ほどの築堤はこの国道跡であり、現在も山の上にある公園などへの連絡路として使用されている。
さらに南へ車を走らせ、留萌市内へやってきた。
本日最後の盲腸道道、道道1031号神居岩総合公園線を走る。
東雲橋を渡る。
この次の橋でJR留萌本線を跨ぐ。
橋を渡り終えたところで右手を見ると、真新しい橋脚が2本。
まさにここが深川留萌自動車道の終点、留萌ICの建設現場。訪問時点ですでにこのICから数km東の留萌大和田ICまで開通しており、深川留萌道はほぼ全通と言っても良い状態であった。
2019年度にはここ留萌ICまで開通することにより、深川留萌道が全通する予定となっている(
高規格道路4区間の開通見通し、函館外環は20年度に - 北海道建設新聞社HP)。
ICの工事現場からさらに山奥へ。
道道は神居岩総合公園の前で終わる。
道道を引き返し、深川方面へと繋がる国道233号へ出る。
その14へ続く。
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