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その5の続き。
人吉市内を散策し、人吉駅へと戻ってきた。
肥薩線の吉松行普通列車に乗るため改札内へ。
発車時刻まで少しあるため、停車中の列車を見て回る。
キハ220、キハ47、キハ185と赤い気動車勢揃い。
駅舎寄りの線路に停車しているのは九州横断特急のキハ185。
元はJR四国の車両であったものを、JR九州が購入した。
こちらは観光列車「いさぶろう・しんぺい」に使われるキハ47。
車体側面上部の列車名。
側面窓下の列車名とキハ47 9082の車番。
このようなガラス張りの展望スペースが存在する。
ドア部。
ベースがキハ47なので、両開き2ドアである。
運転席部分。
そして最後に、乗車予定のキハ220-1102。
お気づきかもしれないが、八代から人吉まで乗ってきた車両でもある。
側面ドア横の車番。
所属表記。
「ワンマン 吉松」の方向幕。
ミラーに映ったキハ220を1枚。
そろそろ車内へ。
車内の様子。
この車両はかつて指宿枕崎線にて元・快速なのはなDXの指定席車として運行されていたもので、通常のキハ200系とは内装が大きく異なる。
座席は回転式クロスシート(リクライニング無し)である。
本来キハ200系は3ドアであるが、このキハ220-1102の中扉は閉鎖されている。
閉鎖したスペースを、このようにテーブルやカウンター、ベンチを設置することで展望スペースとして利用している。
17:09、吉松行普通列車1257Dが発車。
峠を登り、まず最初の停車駅は大畑駅。
駅舎は木造瓦葺きの歴史あるもの。
駅舎に掲げられた筆字の駅名票。
ホームにて、列車をバックに駅名票。
さてこの大畑駅、スイッチバックとループ線の駅として広く知られている。
吉松行きの列車は、この大畑駅に停車したのち、引き上げ線に入る。
右手に見えるのはこれから入る引き上げ線からさらに折り返して進む線路。
線路が登っているのがわかる。
左手には人吉駅から登って来た線路。
こちらも結構な勾配で下っている。
引き上げ線に入り、方向転換。
正面中央に大畑駅のホームが見える。
発車。
眼下に人吉市街が見える。
まだまだ峠を登っていく。
次は矢岳駅に停車。
大畑駅に似た木造駅舎に駅名票。
木製の柱型駅名票もある。
駅舎の反対側にあった築堤はホームの跡だろうか?
峠を登り切り、トンネルを越えると、今度は霧島盆地の風景が。
霧島連山も見える。
峠を下っていると、次の駅が。
ここ真幸駅も大畑駅と同様、スイッチバックの駅。
吉松行きの列車は一旦引き上げ線に入り、折り返して駅ホームに入線する。
真幸駅に到着。
駅舎をバックに、駅名票とホームにある鐘。
駅ホームからスイッチバック引き上げ線・吉松方面を望む。
真幸駅駅舎。
18:09。終点、吉松駅に到着。
跨線橋から人吉・えびの方面を望む。
跨線橋からみたキハ47とキハ220。
18:28、次は左の肥薩線 普通 隼人行4237D(キハ47 9097)に乗車。
この肥薩線吉松~隼人間、これがなかなか凄い乗り心地であった。
私が乗車していたのが車端部ということもあってなのか、キハ47がコイルばねであるためなのかは分からないが、まるでロデオのように揺れながらスピードを出して山を下っていくのである。2016年現在、私が乗車したJR線のなかではおそらく最も揺れる路線のように思う。
19:21、そんなロデオ列車で隼人駅に到着し、日豊本線の普通 延岡行 6960M(クハ816-1005)に乗り換える。
そして宮崎駅に到着。
入場券(券売機小児券)を購入。
少し時間があったので、宮崎市内のマクドナルドまで歩き、夕飯兼暇つぶし。
そして駅前のネットカフェに入り、本日はここを宿とした。
その7に続く。
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