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切符、食、時々長旅。@忍者ブログ

切符レポや旅行記を中心とした、切符、食、時々長旅。(http://arthur8.yamagomori.com/)のサブページ的ブログ。週1回程度のペースで更新。

ぶらり東京鉄道(乗車し続け)ひとり旅2008

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ぶらり東京鉄道(乗車し続け)ひとり旅2008

今日の午前中は食材調達を兼ねた池袋周辺のスーパー・デパート巡り(?)であった。

午後はほぼ自由だったので、かねてから乗りたいと思っていた都電荒川線を一人で見に行くことに。

ホテルから5分程で東池袋四丁目駅に到着し、まずは早稲田方面行きホーム(かさ上げされており、電車とは段差無しで乗降出来る)へと向かう。駅の上屋に「運賃160円」の表示があり、安さに驚き。旭川のバスなら最低運賃でも150〜160円なので、これなら乗客も確保しやすそうである。
電車が来る気配が無いので、すぐ横の東京メトロ有楽町線東池袋駅に入ってみた。記念に入場券(または最安運賃切符、東京メトロには入場券は無いようだ)を買おうと思ったが、それはやめてもう一度地上に出る。すると丁度三ノ輪橋行きの都電が発車した所だったので、三ノ輪橋方面行きホームに行き、電車を待つ。対向する早稲田行きの電車の写真を撮って少しした所で電車がやって来た。
20080804142809

生まれて初めて前乗り後降りの電車なんてものに乗車することとなったのだが、160円分の小銭が無かった為、乗ってまず1000円札を挿入口に入れる。これを両替機だと思っていた自分が愚かであった。入れた1000円から運賃160円が引かれてお釣りの840円が出て来るシステムであると分かって、こんなことに感心しきりの田舎者であった。
東池袋四丁目を発車した電車はトコトコと専用線を走り続けて行った。これがなかなか風情のあるもので、自分が現代の東京にいることを忘れてしまいそうであった。王子駅手前で併用区間(しかも軌道敷内通行可、これは北海道にはなく、さらにこんな広い車線に存在するのは珍しい。生まれて初めて『軌道敷内通行可』の標識を目にして少し感動)に入ったが、どこまでも乗っている訳にはいかないのでJRや東京メトロとの乗換駅である王子駅前駅で下車。
20080804144925
JR王子駅130円区間(券売機券)
下車した所でJR東日本の切符が欲しくなり、JR王子駅の券売機で最安切符を130円で購入。そしてJR京浜東北線に乗ろうか迷ったが、ほんの少し歩いて東京メトロ南北線王子駅へ。

東京メトロ王子駅160円区間(券売機券)
東京メトロの最安切符(160円)を記念に購入し、まずは地下鉄路線図を見て行き先を考える。ホテルに戻る事を考え、行き先は有楽町線東池袋駅に決定し230円の切符を購入。そして改札からホームへ。

20080804-PA0_0134.JPG
東京メトロ南北線のホーム(島式)は全て高さ2m以上のホームドアが設置されており、ホームから線路への転落が防げるようになっている。また、この設備があるために南北線はワンマン運転を行っている。

武蔵小杉方面行き電車(東急の電車の様だ)が来たので乗車。時間帯が時間帯だからかそんなに込んでおらず、楽に座ることができた。と、ここで車内の路線図を見てふと思った。自分は王子駅から飯田橋駅で有楽町線に乗り換えて東池袋駅に向かおうとしていたのだが、後楽園駅で丸の内線に、銀座駅で銀座線に、赤坂見附駅で永田町駅から有楽町線に乗り換え東池袋駅へとに戻ることもできるのだ。という訳でルート変更。
駒込や東大前など聞き覚えのある地名の駅を通り過ぎ、後楽園駅に到着。ここから案内表示に従い階段やエスカレーターを昇っていくのだが一向に丸の内線ホームに辿り着かない。3本程の長いエスカレーターを駆け上がると、地上の改札口が見えた所であることを思い出した。この駅は南北線ホームが地下5階だか6階、丸の内線ホームが地上2階にあるのだ。こんなに高低差のある駅で乗り換えしてしまったとはなんとも愚かなことであった。まあ登山のトレーニングになったから良いかなどと楽観的に考えてみたのだが。

そして丸の内線ホーム(対面式)に到着するとホームには既に荻窪方面行き電車がいたので急いで乗車。丸の内線にもホームドアはあるのだが、高さ1m程の簡素な壁のようなものであった。
発車して一瞬後楽園や東京ドームが見え、すぐに地下区間になる。御茶ノ水駅を過ぎて神田川を渡る為に一瞬地上に出る所で窓の外を見ると数百m先に秋葉原の電気街が。と思ったらまたまた地下区間。大手町や東京駅を過ぎ、銀座駅にて下車。
銀座線ホームへと向かうのだが、コンコースが結構長い。やっと着いた銀座線ホームはさすが日本最古の地下鉄路線(最初に開通した浅草〜上野間は1927年に開通し、今年2008年で81周年である)だけあり、なんだか少し狭い感じがする。と、渋谷方面行き電車が来たので乗ろうとすると、16m車輌6輌編成3ドア(3ドアの路線は東京の地下鉄ではほぼない)の短い車輌にはこれまでの2線と比べ沢山の人が詰めて乗っていた。これも日本最古の路線であることに関係しており、カーブが急でありホームの有効長も短い(開通当時はたった1輌の単行電車であったが、将来の乗客増加に備え6輌分のホームを用意した。だが、乗車増加の勢いはそれを上回るものであったためこのようなことになった)為に長い編成の車輌が運行できないのだ。

そんな訳で銀座線電車に乗り、赤坂見附駅へ。赤坂見附駅は銀座線と丸の内線が同一ホーム(島式)で乗り換えできる様になっているのだが、今回はこのホームで丸の内線には乗り換えせず、コンコースで永田町駅へと向かう。永田町駅までのこれまた長い長いコンコースを通り、まず半蔵門線永田町駅のホームに入る。ここを通り過ぎ、奥にある階段を降りると有楽町線ホームに到着。

すぐに電車がやってきたのだが、ここで有楽町線・副都心線用東京メトロ車輌(追記:10000系?)が登場、思わず心の中で小躍りしてしまった。早速その電車に乗り東池袋駅を目指す。つかの間の喜びをよそに電車は東池袋駅へ。ここにて鉄道の旅は終了、下車して一路ホテルへ。

一人旅好きかつ鉄道好きの自分にとってはとても楽しい旅であった。だが本音を言えば、もっと多くの路線に乗りいろんな駅で下車したい(地上に出たい)ところではあったのだが。
それはいつの日かまた。


【2018.08.04更新】10年後の振り返り記事投稿に合わせ、画像追加・本文改行箇所の変更を実施。


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