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その3の続き。
清水沢駅にて硬券入場券と補充券を購入し、駅舎の外へ。
駅前通(?)から見た清水沢駅の駅舎。
タクシーが1台待っているということはそれなりの利用者が居る証左か。
駅前を横切り南北に走る、旧道道夕張岩見沢線から駅前方向を望む。
駅前商店街と思われる建物が並んでおり、営業中の店舗もちらほらある。
その旧道道を少し南へ。
国道452号沿いのセイコーマート夕張清水沢店で少し買い物。
駅に戻ってきたが、時間があるので駅横の跨線橋の上へ。
夕張方を望む。
中央の砂利が見えている辺りが、かつて存在した交換用のもう1本の線路だろう。
新夕張方を望む。
ホーム左側にもう1本の線路があった。ちなみにホーム手前側から階段を上る形で改札内の長い跨線橋も存在したが、交換設備廃止に伴い撤去された。
清水沢駅の駅名票。
名所案内の「シューパロ湖」はいわゆるダム湖。ここには、かつて三弦橋と呼ばれる三角断面のトラス橋が森林鉄道の為に掛けられており、近年までその姿を湖畔から見ることができた。
しかし下流に新たなダムが建設されたことで水面が上昇し、さながら十勝の上士幌町にある旧国鉄士幌線の「幻のアーチ橋」のように、かなり水面が下がった時にしか見られなくなってしまった。
12:45
夕張駅で折り返してきたキハ40 1780の千歳行き普通列車・2632Dは3分遅れで発車。
清水沢駅整理券。
「夕張は石炭産業の街で、採炭施設や集合住宅がひしめき合っていた」という印象は確かに間違いではない。
しかし市内の沼ノ沢~紅葉山地区周辺はこのように水田が広がっており、ごく一般的な農村も存在しているということは知っておいても良いのかもしれない。
石勝線の立派な高架が見えてきたらそろそろ新夕張駅。
新夕張駅手前から見た道東道は、依然として帯広方面の下り車線が詰まっていた。
新夕張駅を発車し、すぐに第一紅葉山トンネルに入る。
トンネルを出た後の車内の様子。乗ってて10名というところか。
十三里駅に停車。なおこの建物は駅舎ではなく、運行関連施設である。
ここはJRの廃駅候補であることが報道されている。利用者が1人/日を切っているとのことだ。
十三里駅でDF200牽引の貨物列車とすれ違う。
道内の貨物列車は最近このDF200牽引に統一され、DD51は引退したとのこと。
滝ノ上駅に停車。
夕張川を渡るところで、特徴的な川床が見えた。
地層や層になった岩盤が地表にまで出てきているのだろうか。
川端ダムのダム湖を渡る。
川端駅前のパークゴルフ場と、施設の一部として使われている旧型客車。
川端駅停車。
駅名票を撮影しにいった男性が一人危うくホームに取り残されそうになっていた。
次の東追分駅は通過。
この駅も廃駅候補である。ここは元から通過列車がそれなりにある上、周囲も農地に囲まれアクセスが容易でないことから秘境駅と見なす向きもあるほどの場所だ。
乗換予定の列車と追分駅手前で並走。
13:38
5分遅れで追分駅到着、乗換時間2分とあって乗換列車に急ぐ。
室蘭本線苫小牧行普通列車・1468D、2両目のキハ40 355に乗車。
かつては石炭列車で賑わったであろう側線の跡は、だだっ広い草地になっていた。
石勝線が南千歳方面へと室蘭本線を跨いでいく。
安平駅停車。
安平駅は安平町に属するが、早来駅を中心とする早来町と追分駅を中心駅とする追分町の合併によってできた町である。そのため町役場は旧早来町役場に置かれており、ここ安平駅で下りても安平町の中心市街へのアクセスは難しい。
室蘭本線の古山以南はこのように非電化複線が続く。貨物列車もそれなりに通るとあってカーブはPC枕木化されている。
早来駅停車。ここが安平町役場最寄り駅。
遠浅駅停車。
千歳線の札幌方面の線路が近づいてきた。
千歳線の札幌貨物ターミナル行き貨物列車とすれ違う。
沼ノ端駅手前に保線用車両が停泊していた。
沼ノ端駅停車。
特急すずらんも停車し、周辺が苫小牧市のベッドタウンとして栄える沼ノ端駅であるが、無人駅である。
イオンモール苫小牧の脇を通過。
14:15
苫小牧駅到着。
このキハ40形350番台は日高本線向けの車両であるが、当の日高本線は災害で不通。2015年8月現在は苫小牧周辺の他線区の運用に入っていた。
「日高」のロゴマークがどこかうら寂しい。
苫小牧駅では昼食調達もかねて下車。
苫小牧駅入場券(券売機券小児券)。未所持だったため購入。
昼食を調達したのでちょっと散歩。
駅の北に通じるペデストリアンデッキから、旧長崎屋の建物を望む。今はパチンコ屋のようだ。
そしてその左隣にあるこちらが、皆さんご存知(?)ファンタジードーム苫小牧…の跡地であるMEGAドン・キホーテ。
ファンタジードーム閉鎖後に隣の長崎屋が移転、その後長崎屋の会社そのものがドン・キホーテに買収され、今に至る。
幼少の頃、内部にジェットコースターの張り巡らされたこの謎の空間に一度だけ立ち寄ったことがある。今でもジェットコースターのシャフト部分は残存しており、建物の外側に少し飛び出している。
その5へ続く。
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