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その2の続き。
鈍行旅初日となる前日3/18(日)は、指宿枕崎線往復と日豊本線鹿児島~国分間往復、鹿児島市電乗りつぶしで終了した。
2日目の翌3/19(月)は、熊本県内南部の鉄道を乗りつぶし、再び鹿児島県内を経由し宮崎まで至る。
という訳で、朝5:30の鹿児島中央駅在来線改札口。
旅名人の九州満喫きっぷに入鋏を受ける。
この1回目のものがそれだ。
5・6番ホームへ。
右の5:55発の川内行きが乗車列車。
乗車するのはこちら、415系FK-51編成。
乗車した2012年現在、415系鋼製車の新造車としてはここJR九州に残るのみとなっていた。
JR東日本にはステンレス車が残存していたが、2016年春のダイヤ改正を以って引退となっているため、2016年7月現在の415系新造車はJR九州にのみ残存していることとなる。
先頭のクハ411-514の車番。
鹿児島本線 普通 川内行(2420M)クハ411-614に乗車。川内まで向かう。
川内駅に到着、乗換口を抜けて肥薩おれんじ鉄道ホームへ。
この肥薩おれんじ鉄道は旧・鹿児島本線の一部であり、2004年3月の九州新幹線新八代~鹿児島中央間の部分開業時にJR九州から経営分離された第三セクター鉄道、いわゆる並行在来線である。
画像奥が鹿児島本線鹿児島中央方面である。車止めや柵でホームと線路双方が分離されている箇所が、かつては同一のホームと線路だったことが見て取れるだろう。
肥薩おれんじ鉄道 普通 新八代行 6114D(HSOR-152号車)に乗車。
前方・八代方から100形+100形+150形の3両編成であった。150形はクロスシートということでこちらに乗車。
肥薩おれんじ鉄道は全車気動車での運行でありながら、ホームを1100mmに嵩上げすることで気動車に多くみられる車両側のステップを廃している。
また、乗降部とホームとの段差を出来るだけ少なくするため、車内の床面高さも低めに設計されており、画像のように貫通路部分に傾斜路ができている。
国道3号と東シナ海を見ながら北上する。
阿久根駅に停車中。
うっすら見える陸地は長島だろうか。
折口駅に停車。
簡易な駅舎のみの無人駅。
内陸に入り、農業地帯をゆく。
肥薩おれんじ鉄道の前面展望。
旧・鹿児島本線という元・特急街道でありながら、ロングレール化はされていない様子であった。
出水駅に停車。
ここで後ろ2両を切り離し単行列車になるとのことで、先頭のHSOR-105号車に移動した。
HSOR-105号車の車番。
駅ホームに置かれたSLの動輪。
列車前方から八代方面を望む。
右手の高架橋は九州新幹線。出水駅で乗り換えが可能である。
出水駅を出るとその高架が左手へ移る。
新幹線の保線基地。
こんどは八代湾を見ながら国道3号と並走。
袋駅に停車。
おもしろい駅名だ。由来は「この地が山に囲まれて袋状になった小平地が多かった」ことらしい(
参照:Wikipedia - 袋駅 (熊本県)、なおリンク先ソース不明)が如何に。
肥薩おれんじ鉄道の駅名票は駅名の文字が大きく配置バランスも取れており、とても見やすく個人的には好みである。
水俣市内に入ってきたようだ。
水俣駅に停車。
水俣市の代表駅らしく、国鉄時代からのものと思われる大きめの駅舎を使用している。
しかし新幹線は1駅八代寄り、新水俣駅での接続だ。
水俣駅の駅名票。
津奈木駅に停車。
山間部の少し高いところを線路は走る。
谷間から八代湾が見える。
肥後田浦~日奈久温泉の間は八代湾間近の海沿いを走る。
天気は前日ほど悪くなく、穏やかで良い風景だ。
そして列車は肥薩おれんじ鉄道の終点、八代へ。
その4へ続く。
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