5分ほどで麓の駅、和寒駅だ。旭川以来の特急停車駅だが無人駅。
かつては貨物列車がいたであろう側線が物悲しい。
次は東六線駅。
1両が収まるか収まらないかくらいの短い板張りホーム。
踏切設備小屋の後ろの小屋が待合室。
設備の簡素さはいかにも仮乗降場上がりの駅というところである。
剣淵駅では旭川行きの列車(キハ40 826)とすれ違い。
農産物用とみられる倉庫が駅横にあるが、北旭川以北の貨物列車はトラック転換されて久しい。
お次の北剣淵駅、ここも元・仮乗降場の駅だ。
東六線駅とともに秘境駅に近い扱いを受けることもある。
剣淵川を渡り、
士別駅。士別市の中心駅であり、名寄盆地では名寄に次ぐ規模の街だ。
ちょうど7:15頃、朝練の高校生が降り立つような時間帯だ。
奥の柵に掛かる横断幕に「サフォークの街士別」とあるように、めん羊牧場が有名な場所。
士別駅を発車したところで橋を渡ると、今回初めて天塩川にお目にかかる。
この橋は宗谷本線の橋の中で最も天塩川の上流に位置しているので、ここから川に沿って下っていくことになる。
瑞穂駅。鄙びたプレハブ駅舎に、手書き筆文字の駅名票がいい味を出している。
時間は7:30なのだが、9月後半で日の出も遅いことと、朝からの曇天もあって暗い。
風連駅。いい感じのくたびれた色をした跨線橋。
風連別川を渡る。
ちょうど東風連駅の場所。ホームは反対側なので田んぼが目に入る。
名寄市風連(旧・風連町)は餅米の生産で有名な場所である。この田んぼも餅米だろうか?
ちなみに、
道の駅もち米の里☆なよろという道の駅まであるのだが、個人的には深川市のライスランドふかがわと並んで北海道二大「米の駅」に勝手に認定したいところである。
車内は1人で2席専有できるくらいの乗車率。自分含め、乗り鉄風な人も居る。
保存車のキマロキ編成が右手に見えてくると……
名寄駅に到着だ。
その3へ続く。
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