久々の切符記事。
長野県の諏訪湖にて毎年9月第1土曜日に開催される、
全国新作花火競技大会に伴う常備往復乗車券。JR中央本線下諏訪駅にて購入の券を大人券・小児券共に紹介。
まずは大人券。
片道190円×2の380円。券番は0052。
小児券。
小児運賃は片道190円の半額・95円を切り捨てた90円。よって往復小児運賃は2倍の180円。すなわち単純に大人券の半額とはならない。
券番は0057。小児券の方が売れていることになる。
大人券・小児券共に130mm×73mmサイズ。
この下諏訪駅だけでなく、周辺の各駅で同様の常備往復乗車券が発売される。また、8月の
諏訪湖祭湖上花火大会でも同様の乗車券の発売がある。
ちなみに、これらの乗車券はたまたま中央本線に乗車中であった知人に調達してもらったもの。知人が諏訪湖周辺へ向かっていたことは知っていたのだが、自分はこの乗車券のことをすっかり失念していた。駅で乗車券を見つけた知人の情報提供に、さらには購入までしてもらい感謝の限りである。
この諏訪湖新作花火大会は、全国から選抜された若手花火師が手掛けた新作花火の優劣を競う大会である。毎年8月15日に行われる諏訪湖祭湖上花火大会と並び、諏訪湖二大花火大会の一つといわれている。
新作花火大会は打ち上げ数約2万発弱。さすがに日本最大の打ち上げ発数の約4万発を誇る湖上花火大会よりは少ない。
がしかし、メッセージや音楽とともに打ち上げられる新作花火が、湖上の景色を一変させる風景が楽しめるところがこの花火大会の魅力である。
鉄道マニア視点での楽しみ方もある。今回紹介したような常備軟券の往復乗車券が発売されたり、首都圏のJR中央線快速に使用されているE233系が混雑対応の臨時列車として運行されたりする。
花火も鉄道も楽しめる一石二鳥の(人によっては花火そっちのけで鉄道を追いかける?)花火大会かもしれない。